雑な外壁塗装はしたくない一級塗装技能士の悩み。

2016年11月29日

一級塗装技能士の資格は持っている。

下請けとして原価割れするような安い金額で元請けから仕事を受けて、雑な仕事はしたくない・・・。

こういう職人さんの悩み。

きっとたくさんの職人さんがそう思っていることでしょう。

さてその先はというと、自分で集客するなどして独立するしか方法がありません。

ホームページも見栄えのあるものにして、検索上位の対策もして営業もする。

結果芳しくなければ、最後は下請け脱却をアドバイスしてくれるコンサルティングが販売するノウハウにすがっていく。

コンサルもあの手この手で教材を売るのが必至で工事品質の技術は基本専門外。

一級塗装技能士たるもの、お客さんの信頼を勝ち取りながら経営もうまく行かせるのが一番。

そういった悩みの回答をさせて頂きました。

 


 

2年後に塗装で独立を考えています。
一級塗装技能士を取得しています。
下請けは嫌なので、元請けで考えてます。
今から、集客の勉強をしています。
今の会社で集客や契約は出来てますが、
会社の知名度や信頼あっての集客や契約だと思います。(自分で開拓したもの)
自分一人がHPを開き、チラシのキャッチコピーを目の引くもので、SEO対策などしても集客は恐らく苦戦すると思います。
ましてや営業をして職人も大変だと思っています。しかし下請けで安い金額で原価割れした雑な仕事はしたくないです。
一人で集客、営業、施工は厳しいのでしょうか?1ヶ月1件出来れば給料は50万程度でる計算です。
実際にやってる人はいますでしょうか?
ちなみに営業は出来ます。

 


 

 

もう10年以上前ですが、私はひとりで数年間やっていました。

施工については、塗装だけでなく足場も掛けていたため、私自身と手元の職人2人と合わせ3人で作業していましたが、集客と営業は私ひとりでした。

しかも外壁塗装では激戦区の横浜市です。

 

チラシ、訪問営業、ガイドブック、地域新聞の掲載・・現場と営業の両立でやっていました。

今でこそ外壁塗装のガイドブック的なものが流行っていますが、当時はやっている業者はほぼなく昼間は現場で時間がないので徹夜で書いたりもしました。

私の時は子供が出来たりして、家族を養わなければいけないという背景があったからこそ頑張れたのだと思いますが、おなじようにやる気を起こさせる原動力として何かあればいいですね。
あとは足場屋さんだけ頼めばよろしいんではないんでしょうか?
ちょっと壁があるのは、やっぱり集客面ですね・・

ここはちょっと骨が折れそうです。

 

コミニュケーションや営業面において優れる人たちが、幅広く集客しているので、そこに割り込んで入っての集客は簡単にはできないと思います。

知っての通り今はどこもかしこを見ても「職人創業の塗装店」が少ないですね。
そもそも営業も集客もできる塗装業者さんであれば、今回のような質問が来たりしないでしょうし。
でも実際は知識を持ちあわすだけで、現場は実はよく知らないという人が塗装業をやっていたりというのがほとんどですよね?
仕事の理念というかそういうものも感じらない、資格も必要なく簡単に稼げるのでやっているという雰囲気の会社がとても多いように思えます。

 

でも塗装業をしらない一般のお客さんは、そういう業者でも「外壁塗装の専門家」というように勘違いするのです。

そのために工事は2の次でも集客はとても巧妙で、ホームページ作りやSEOも半端な気持ではやってないのがよくうかがい知れます。

今始まったことではありませんが、実は質問者さんのような、職人創業の業者さんはとてもこういうのが苦手です。

現場は得意な反面、ホームページもそうですがネットでの情報開示や自分をアピールする能力にとても欠けています。

生粋の職人というのはいいのですが、今の時代それがあだとなって、集客という面においては、自分たちを窮地に追い込んでしまっている状況です。

 

現在の状況のように集客が得意な業者さんにお客さんをとられて、挙句の果てにとても過酷な条件で下請けの仕事をせざる得ない職人さんがほとんどではないでしょうか。

それでは、せっかく一級塗装技能士という国家資格を持っていても、あたかも元請けの会社が資格を持っているような感じで、ホームページ上に明記されて利用されるだけです。

昔は人伝いの口コミや紹介という方法で、仕事確保ができたのかも知れませんが、今は違います。

 

私の知り合いで、父親の後を継いだ2代目の業者さんがいます。

父親の時代からなので、10年ひとまわりや20年ふた周りして、以前施工したお客さんから塗装の依頼が来ます。

でもお客さん側も時がたって父親から息子に代替わりすると、今までは父親が決めていた塗装業者ではなく、ネットで業者を決めるようになって仕事依頼が無くなってきたという話を結構頻繁に聞きます。

いくら過去に良い仕事をしたとしても、息子さんにすれば、それが特段とも思えず、どこの業者に頼んでもそれが普通と思われてしまうのでしょう。

何十年も現場仕事にこだわってきたのに、営業能力がないがために逆にそれが裏目に出てしまうなんて、こんな酷なことはないですよね。

 

でも集客に優れた業者さんは、保証面、価格面、実績など、誇張なのか本当かうそに関わらず、お客さんが魅力と思えるアピールをバンバンしています。

見積書も詳しく調査診断書もカラーで豪華です。

DVDで報告するなんていうところがあるぐらいです。

 

技術面にしてもそうです。
本当の職人にすればいい仕事をするのが先で、塗料の良さは後から付いてくる的な考えがありますが、今の業者さんは最新や高級な塗料の種類ばかりを前面に出してきます。

おかげでお客さん側も、塗料の品質ばかりにこだわってしまったりします。

まるで良い塗料を使えば、それだけで長持ちするんだというように。

 

そういうように、たとえうそでも本当に思えさせるところが、いい悪いは別にして集客力と営業力においての腕のすごさだと思います。
これからは職人創業の塗装屋さんも、こういうところを見なわなければ、生きていけません。

お客さんにとっても本来は頼んでもいいはずの業者なのに、その存在すら知られることがないというのは、お客さん側にとっても多大な損失です。
いずれにしても今はお客さんが本当に望む業者、業者にしてみればお客さんに望まれてもいい業者とのすれ違いというのが、塗装業界の構図です。

 

さらに外壁塗装の紹介サイトとなるものも出てきています。

それが目に触れるようになったのも、本当に望む側と望まれる側のマッチングができていない証拠です。

でも厳選業者紹介と言いながらも実態は違います。

 

職人創業という証明は、「代表者=一級塗装技能士」で証明できます。

 

実際には一級塗装技能士だけが職人創業ではなく、「現場で仕事しているけれど、ただ資格を持っていないだけ」という業者さんもいます。

でもお客さんに訴えかけるのであれば、国家資格が一番確実で証拠にもなります。

 

家の塗装にはほぼ関係がない「施工管理技士」や「一級建築士」と、あるいは民間資格でアピールしているところもあるので、その辺の違いを出すことも重要です。
あと給料についていえば、月1件だけでは正直無理です。

 

足場代、塗料、材料道具などの現場にかかる直接経費だけでなく、工事損害保険、車の保険、労災、今では職人さんも社会保険に加入せざる得なくなってきているので、それを考えると到底無理です。

手元の職人の人件費や倉庫の賃借料、産廃や廃シンナー代、ガソリン代というように、人工や給料でやっているうちはわかりにくいですが、独立してみると、きりがないほど経費がかかってくるのがよくわかってきます。

 

初期投資としては、車も道具も一から考えなくてはなりません。

やる気を削げさせるかも知れませんが、準備としては必ず知っておかなければならないことです。
塗装は簡単に稼げると考えがちです。

下請けに滅茶苦茶安い値段で丸投げして利ザヤだけを抜くような業者にすればそうなるでしょう。

 

でも独立すれば格安では受けられないということがわかってくるので、契約を優先するのか仕事の質を優先するのかという狭間で悩む時が必ずきます。
なので集客は自分の仕事をわかってくれるお客さんをいかに探すにかかってきます。

 

お客さんには悪いですが、格安の塗装を探しているお客さんを当てにしてしまうと自分がつぶれてしまいます。
2年後にはまだ十分な時間があります。

今から真剣のようですし、勉強もしているということなのできっとできると思います。

引用元ヤフー知恵袋

わかい うまい はやい

2015年10月15日

㈱塗装職人がプッシュする精鋭、カズと星野の若手職人2人を紹介しましょう。

ともに厚生労働省認定「一級塗装技能士」であり、

しかもそのうえ神奈川県認定免許「塗装指導員」資格を有する、

まさに「わかい うまい はやい」の三拍子が揃ったホープです。

 

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カズです。

 

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星野です。

 

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神奈川県横浜市内の瀟洒な住宅街にある、

このお宅の外壁と屋根の塗装工事です。

 

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大きな2階建のお宅を3回塗りしますが、

 

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2人とも見事な刷毛さばき、ローラーさばきで丁寧に、

しかも快いスピードで仕事を進めていきます。

 

カズがローラー片手に雨戸を塗ります。

 

星野が軒下を刷毛塗りしていきます。

 

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仕上がりは、このように素晴らしいもの。

 

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2人の職人魂が、このお宅のイメージを一新してしまいました。

おかげさまで、お客さまにも喜んでいただきました。

 

シーリングの打ち替え、本物のシール職人の作業

2013年10月28日

ポリウレタンと変性シリコン



はじめての外壁塗装で何が必要で、何が重要になるのか。
また、本やインターネットである程度は調べてもそれが本当なのか信じられる情報なのか。
マイホームに施す外壁塗装は長い月日の中で数多く行うものでは無く、1回行うにも高額な代金がかかるため「失敗したくない」と強く思う方ばかりだと思います。

失敗しないための業者選びのポイントは幾つかありますが、今回お話するのは「シーリング」。
サイディング外壁の目地にはゴムのような素材が埋められていて、これをシーリング(コーキング)と言い、サイディングのパネル同士の継ぎ目を埋める役割を持っています。

塗料の塗膜もそうですが、365日24時間紫外線や雨風にさらされ続けると どうしても劣化が進んでしまうので、定期的に打ち替える必要があります。塗装専門の職人でも器用な人ならば打ち替えることも出来ますが、やはり本筋のシール専門職人が施工した方が、よりクオリティの高い仕上がりになります。この時にノンブリードタイプの2液シーリング材を使うことで、1液タイプのシーリングと同じくらいの値段で材料多く用意出来るため、惜しみない思い切った施工をする事が出来ます。

惜しみなく材料を使うことにより隙間がなく肉厚なシーリングの施工をすることができ、材料不足によって肉痩せて空いた隙間から雨水が入り、家を傷めてしまうと言う傷みを防ぐことに繋がります。
結果、見た目にも綺麗に埋められ長持ちして家を守るシーリング施工をすることが出来ます。

ペール缶2液タイプのシールの攪拌