工事トラブル回避のために

トラブル内容とその件数

国民生活センター調べの1999~2001年度 リフォームの内容別苦情件数の表

国民センターに寄せられる苦情の約8割が訪問販売

●最初の訪問を受けたその日に契約する事例が多く、十分な検討時間をとっていない。

●クーリング・オフについて「工事施工後は行使できない」など、虚偽の説明をしたり、回避したりする。

●工事内容に比して費用が高額であり、工事も粗雑であるケースが多い。

消費者取引に関する法律(クーリング・オフ)

●クーリングオフについては、契約書面に赤枠の赤字で記載されていなければならない。
書面で知らされた日を含めて8日間有効。

●書面が交付されていない、交付されていてもクーリングオフの説明が抜けている場合は、クーリング・オフの告知をしていないということなので、消費者にはいつまでもクーリング・オフの権利がある。

●クーリング・オフが行使された場合、業者は提供した工事のたいかを消費者に請求できない。また、クーリング・オフ期間内に工事が行われ、クーリング・オフを行使した場合、原状回復工事を無償で請求できる。
(これらの規定から、期間内に工事をする業者は少ないと考えられるが、知識不足に乗じて期間内に工事をし、「工事着工後はクーリング・オフできない」と偽って、クーリング・オフに応じない業者も多い)

国民生活センター調べの苦情相談内容の表

自分でできる!簡易版 簡単見積もり

◇見積書から判断する7つのポイント◇

●必要な量の塗料が明記されているか(塗料の缶数)

●カベの塗料の種類が明記されているか(下塗り塗料も含めて)

●木・鉄部塗料の種類が明記されているか(下塗り塗料も含めて)

●下地調整作業の項目が明記されているか

●塗る部分の内訳が細かく分かれているか(足場・養生・カベ・破風・軒裏・雨戸・雨どいなど)

●「一式」ばかりではなく、平米○○円で細かく計算されているか

●すべて一式・坪○○円と言うのは論外

家の外壁1週の例 上図の例の壁面積の計算式 上図の例の左の家の壁の塗装の見積もり計算式 上図の例の左の家の工程別別見積もり計算式

※計算例は経験に基づくあくまでもおおまかな目安。

外壁表面の凸凹、模様の粗さなど、塗料消費量の違いで手間も材料も大きく異なってくることもある。

※工事内容から不当価格を判断することができますが、それを保証するものではありません。