ひとつのお宅に2種類の外壁が……

2015年11月9日

本日紹介する現場は、2種類の外壁を持つお宅です。


 

周辺に素敵な並木道や公園がある、落ち着いた住宅地。

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洒落た環境にふさわしい凝った造りのお宅で、

外壁はあえて、ふつう用いられる外壁用サイディングボードではありません。

 

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写真でおわかりでしょうか。

左側はジョリパット(横目入り)、右側はリシン(吹き付け)と、

ひとつのお宅が2種類の外壁をまとっています。

 

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1階と2階も、このように2種類の外壁が用いられています。

帯板の白い縦の部分は隙間をシールパテ補修したところです。

 

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ジョリパット(横目入り)部分のアップです。櫛引といって個性的な壁面ですね。

 

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リシン(吹き付け)部分のアップです。この壁面も特徴的です。

実は、この2種類の壁面処理。ご覧になってお分かりのように

双方ともに塗装面としては目が粗く、凸凹があります。

 

……つまり、塗装工事はなかなか大変なのです。

職人の技術がモノを言うのはもちろんですが、ふつうのサイディングボード外壁に比べて

表面積が大きくなりますから、塗料も多く必要で消費量が並大抵ではありません。

これを「塗料を喰う壁」と呼んだりします。

 

この稀な「塗料を喰う壁の塗装工事」はまた、後日。

どうぞ、ご期待ください。