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横浜市役所職員さんへの技術指導

人件費ゼロ。予算という税金を使わずに塗装した横浜市での塗装記録

2011年。日本は震災というとても悲しい出来事を経験しました。

新たに2012年を迎えて、本格的な復興の年でもあります。

現実的な問題を言えば、復興にはお金がかかります。

それは税金でまかないます。

今後は、日本全体がさらにもっと、税金の使い道を考えなくてはなりません。

話は違いますが、世の中には国から薬開発研究のための予算がでない、一般の人には聞きなれない難病に苦しんでいる人たちがいます。

患者数が少ないからというのも、予算の認可が下りないという一つの理由のようです。

一方、この国には相当莫大な税金が無駄に使われたりしています。

あまり良く内情はわかりませんが、独立行政法人や特殊法人などへの天下りもその典型的なものかもしれません。

人間は弱い生き物ですから、こう批判しつつも、もし自分がそのような環境のもとに置かれたとしたら、天下りで恩恵を受けている人と同じように、その環境に甘えるかもしれません。

ただ、そうは言っても、良くないものは良くないと誰かが正さなければ、世の中めちゃくちゃになってしまいます。

どうして、生活の更なる余裕のためにお金が使われ、一方で人生を変えてしまうほどの難病に苦しむ人たちにお金が使われないのは、本当に不思議でたまりません。

今後は、復興にも莫大なお金がかかるわけですが、このような財源である税金の使い道は、今後一層使い道を選ぶ必要があります。

と同時に、私たちができることは何なのかと。

廊下プロジェクト

2010年に私たちもサポートさせていただいた、横浜市役所職員さんが自分たちの職場を自分たちで塗装するという活動がありました。

約2.000㎡という、横浜市役所内の廊下と天井を、職員のチカラだけで塗り替えたというものです。

道具と材料こそ日本ペイントさんと私たちで提供させていただきましたが、塗装作業は総勢70名ほどの職員さんたちが土日を利用して行いました。

塗装というものは、材料費より人件費が圧倒的にかかる工事です。

もし、このときの職人の人件費を考えたとしたら、百万円単位の費用が必要になります。

その百万円単位の予算という税金が、横浜市民のふところから払われずに済んだということです。

ということは、その掛かるはずだった税金を、現状に苦しんでいる人に有効に使えるということになります。

市役所といっても、もちろん全国にあるわけですし、公共の建物は市役所だけでなく、それこそ税務署だったり、区役所、特殊法人などのように、数えきれない建物があります。

もし横浜市役所の職員さんが行った活動が全国に広がったとしたら・・

莫大な税金が、もっと有効価値の高いところに転換することができます。

毎日のように仕事として塗装をする私たちのような職人ならまだしも、一般の人たちにとっては塗装をするということは、非日常なことです。

横浜市役所の場合もそうでしたが、数人の職員さんは、小学生ぐらいの自分の子供を連れてきて、親子で一緒にローラーや刷毛を使って塗り替えていました。

自分の職場を、自分の子供と塗り替えるなんて、とても素晴らしいことで普段では絶対ないことだと思います。

ほとんどの職員さんが、会話しながら楽しそうに塗装していたのも印象でした。

まだこの取り組みは、ほかに聞いたことがありませんので、ぜひこの活動が広まってくれたらと同時に、もしこの具体的な活動を知りたいという方がいましたら、ぜひご連絡いただきたいと思います。

具体的な方法など、お伝えできればと思います。

連絡先と横浜市役所職員さんの塗装記録はこちらをご覧ください。

横浜市役所職員さんとの記念撮影

横浜市役所の廊下を、職員さん自ら塗装する「廊下プロジェクト」。

塗装業者を頼まずに、職員が自分たちの手で自分たちの職場をきれいにする、職員さん自らの発案によるプロジェクトです。

私たち塗装職人が、塗装に関しては素人である職員さんたちに、外壁塗装のプロとして道具と材料・そして技術の指導をさせていただきました。

20年間塗り替えていないという横浜市庁舎内の3階・4階の廊下の壁と天井、鉄扉や木枠などおおよそ2,000㎡。

職員さんは大人数、無事この「廊下プロジェクト」を終えることができるのだろうかと、日ごとに不安が募りました。

試し塗りを経て本番は、土曜と日曜の2日間を利用して、無事塗り終えることができました。