DIY鉄部塗装のさび止め

DIY鉄部塗装

鉄部塗装の工程(さび止め下塗り)

DIY塗装/そうじ・ケレン(鉄部、下地調整)

さび止め塗料を塗装してさびを防止します。上塗り塗料の密着性の効果もあります。

材料:さび止め塗料・シンナー・刷毛・下げ缶

購買:ホームセンター・インターネット・塗料屋さん

鉄部下塗りさび止め塗料 日本ペイント 1液ハイポンファインデクロ/4㎏ 5,000円前後

鉄部下塗りさび止め塗料 日本ペイント 1液ハイポンファインデクロ

写真は16㎏でプロが家の塗装で使う本格的な業務用。

ベランダ手すりやフェンス程度では、4㎏で十分事足ります。

シンナー/4リットル1500円前後 1リットルうすめ液/1,000円前後

シンナー

ペイントうすめ液の1リットルでもいいですが、下塗りから上塗りと同じ刷毛を使用する場合は、下塗りが終わった時点で刷毛を洗うため、よりシンナーが必要です。4リットル入りのものがお勧めです。 (刷毛の洗いなどで、汚れたシンナーはほかの塗料を使用するときの薄め液として使用できますが、色が濃い汚れたシンナーに淡い白系統の塗料に入れる場合は、若干塗料の色が変わるときがあるので注意が必要です。)

※最終的に汚れて使わなくなったシンナーは、勝手に捨てることができません。購入したお店で処分方法を問い合わせるか、もっとも手っ取り早い方法は、近くの塗料店でも有料ですが引き取ってくれます。

刷毛/100円~1,500円

刷毛

柄が斜めになっている「筋かい刷毛」がいいでしょう。

下げ缶/200円前後 内容器/100円前後

下げ缶

左(交換用カートリッジ内容器)

原液の溶剤系塗料

溶剤系の場合はシンナーである程度うすめます。うすめないままの塗料だと、粘度が高すぎドロドロすぎて塗れません。

塗料の仕様書

水性の場合は水で薄めます。水、シンナーともに薄め方は塗料缶や塗料のカタログに何%うすめるという説明書きがあります。

きっちり何%うすめるということまでしなくて大丈夫です。説明書きにも5~10%という幅をもたせた数字にもなっているので、塗料の一割程度のシンナー(水)をだいたいの目分量で入れればOKです。

塗料をシンナーで薄める

はじめは塗料とシンナー(水)が分離しているのが上澄みでわかります。

上澄みがなくなるまで、刷毛や割り箸などで、よく混ぜ合わせます。

細かい部分の刷毛塗装

細かな部分を先に刷毛で塗装します。細かな部分とは、隅っこの部分や角など塗りづらい場所です。そのような部分を先に塗装してしまうことで、塗り忘れを防止します。

塗料の垂れだまり

塗料がたれてたまらないよう、また、かすれて塗れていない部分がないように確認しながら塗装します。

鉄部フェンスの塗装

一度塗料を上下にならす感じでサッと塗ります。 塗料が上下にある程度行き渡ったら、もう一度刷毛に塗料を含ませて、今度は塗料を乗せる感じで、上下に刷毛を通していきます。手の感じで刷毛に含まれた塗料がなくなってカスレを感じたら、また刷毛に塗料をつけてそれを繰り返します。

刷毛を上下にペタペタと手首の返しだけで塗るよりも、腕を上下にするような感覚でストロークを長くして塗ると、塗装の継ぎ目や刷毛の跡もでにくくきれいに仕上がります。ストロークが長い分だけ、途中かすれる部分が出てきても、また塗料を刷毛に含ませて同じ作業を繰り返します。

刷毛にあまり力を加えて押しつけないようにして、添えるような感じで軽く持つと、塗料を乗せるように塗れます。

その他の部分も刷毛でもいいですが、塗装面積が多い場合は、ローラーで塗装することもできます。

刷毛の使い方・・新品の場合は毛が数本ほど抜けますので、取り除いて使用します。塗料にどっぷり付けて塗るのではなく、毛の半分ほどを塗料につけて塗装するようにします。

刷毛の使い方

刷毛の使い方2

はじめからどっぷりつけてしまうと、刷毛から塗料がしたたり落ちて周りを汚す原因となります。その後も同じように刷毛の半分程度に塗料をつけて自然にしたたり落ちる余分な塗料を、下げ缶などの容器の端でほんの軽くこすり落とすようにして、塗装するようにします。